膝関節痛の整体【伏在神経編】/名古屋で膝の痛み専門整体

昭和区の膝関節痛専門整体の、ぱく痛みとからだの研究所の朴です!

 

膝関節痛についてお困りの方は多くいらっしゃると思います。

膝関節の痛みの原因にはいくつかありますが、その中でも今回は伏在神経について書いていこうと思います。

 

伏在神経は、ふくざい神経と読みます。

名前の通り、神経が途中まで伏在(隠れている)しているのがその由来です。

 

矢印で示してある青色の線が伏在神経です。

膝の内側に向かって横に走っているものと、そのまま下の方まで走っている神経がありますよね。

この伏在神経が痛みの原因の場合は神経が走っている所に痛みが出ますし、人によってはスネの内側の痛みが出る場合もあります。

もう少し広く見てみましょう。

 

 

 

伏在神経は、写真の通り太ももの前側から下ってくる大腿神経と呼ばれる神経から分岐します。

膝の内側を通り、内転筋裂孔と内転筋腱板と言って、筋肉や腱で構成されたトンネルである内転筋管(Hunter管)を進み、

下降して膝関節の内側にある縫工筋という筋肉を迂回したり筋肉自体を貫通して表面に顔を出してきます。

 

ちなみに内転筋管は、伏在神経だけでなく大腿動脈や大腿静脈も通過しています。

内転筋管を通過した所から大腿神経から伏在神経へと名前を変えます。

内転筋管(Hunter管)や縫工筋腱貫通部で伏在神経が絞扼されると、伏在神経絞扼障害(Hunter管症候群)の症状が現れます。

伏在神経絞扼障害について | CHANGE鍼灸整骨院

 

膝の内側に限定して痛みを訴える方もいますし、図の範囲もしくは図の範囲内で手のひら大の痛みを訴える方もいます。

膝の人工関節の手術をされた後にこの神経が障害されて痛みが出てしまう方もいます。

 

ではなぜ伏在神経が障害されてしまうのでしょうか?

伏在神経の表面には縫工筋という内モモの長い筋肉が覆いかぶさっています。

伏在神経は、この縫工筋の後ろを迂回して表面に出てきたり、縫工筋をそのまま貫通して表面に出てくるものもあり、

人によって、また、同じ人でも左右で違いがあります。

 

 

この縫工筋と神経との間で滑走性が悪い事でも神経症状が出ます。

 

滑走性について簡単に説明します。

私たちの体の組織同士はクモの巣のような糸で緩く繋がっています。

このクモの巣のような糸を疎性結合組織と言います。

 

写真は鶏肉ですが、皮と肉を繋いでいるようなものとイメージしていただければ良いです。

疎性結合組織は、筋肉や筋肉、筋肉と神経など体同士の組織が、ある程度のまとまりを持つために至る所に存在しているものです。

縫工筋と伏在神経との間にももちろん疎性結合組織があります。

ここに微細な炎症や負荷が掛かりすぎて「」→「」になってしまい思うように神経が動けなくなる事で神経の同じ部分に常に負担が掛かり痛みが生じます。

 

次の原因としては、膝の外旋(がいせん)です。

外旋は太ももに対してスネが「外ねじれ」を起こす事です。

 

 

では外旋が伏在神経障害にどのように関わるのでしょうか?

太ももの内側を走る縫工筋が膝に近づくと後側からぐるっと前の方に膝関節をまたいでいると思います。

 

つまり、外旋を引き起こした膝は縫工筋にとっては何もしていなくても常に引き伸ばされている状態になるんです。

加えて、伏在神経は縫工筋とほとんど似たような走り方をしているので「膝の外旋」は当然のように伏在神経にも引っ張りストレスを生じさせます。

 

当院代表の朴は、伏在神経症状の鑑別や施術が得意です。

このブログを読んで、もしかしたら私の膝の痛みは伏在神経かもと思ったら、お気軽にお問い合わせくださいね。

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