昭和区の膝関節痛専門整体の、ぱく痛みとからだの研究所の朴です!
前回の【お皿の外れる感じ編①】の続きとして、
今回は2つ目の原因である関節機能障害について書いていこうと思います。
これは前項【お皿の外れる感じ編①】でも紹介した脂肪体の硬くなる原因としてもなり得るので参考にしてくださいね。
関節機能障害というと、ちょっとざっくりした表現となりますが、
関節の機能が障害されるという意味です。
そもそも関節の機能とは、その形状に沿って綺麗に動くことです。
線路を走る電車を想像してみてください。
電車は線路の形状・ルートに沿ってしか動きません。
もし脱線でもしてしまったら大事故ですよね?
これと同じで関節も形状から逸れた動きをしようとすると機能としては破綻してしまいます。
そして、逸脱した動きをこれ以上悪化させないようにと、体に何かしらのサインを出します。
そのサインが「痛み」や「違和感」や「上手く力が入らない」というわけです。
では、膝関節で言う関節機能の破綻とはどういった状態なのでしょうか?
それは「過外旋」です!!
膝には曲げる伸ばす以外に、わずかながら「回旋」という動きがあります。
回旋の中には「外旋」「内旋」という運動方向があります。
また、通常膝の曲げ伸ばしには、必ずこの「回旋」が伴います。
過外旋は外旋が過剰なので、ベースが通常よりも外旋しすぎているということです。
上の写真をみて下さい。
赤い2本線がお皿(膝蓋骨)の幅です。 1本線が脛骨粗面と言ってスネの骨の中央にある出っ張りです。
1本線が2本線のほぼ中央にあるのが普通ですが、「過外旋」すると1本線が外に位置してしまいます。
この写真だと明らかにスネの中央が外に位置してますよね。
また、外旋がさらにひどくなると、この写真みたいにスネの骨が外へ傾斜してしまうのです。
さすがにここまで酷くなれば一目瞭然ですが、わずかな外旋も見逃さない検査が重要です!
この過外旋した状態になると、お皿(膝蓋骨)には外側へズレていく力が作用します。
これがいわゆる「お皿が外れる感じ」として症状が出る場合があるんです。
大腿骨と脛骨の間で起きている過外旋ですが、それがお皿にも影響を及ぼしてしまうんです。
また、過外旋すると膝の脂肪体も硬くなってしまいます。
雑巾を想像して下さい。どんなに柔らかい素材の雑巾でも絞るとギュッと硬くなるのがわかると思います。
脂肪体が組織学的に硬くなっている場合と、上記のように過外旋することで状況的に硬くなっている場合があります。
これらは独立して生じるというよりは、混在してる場合がほとんどです。
また、膝の過外旋には膝だけではなく、足や股関節、背骨の硬さも関係しているので全体的にみていく必要があります。
当院は膝の施術に自信を持っています。
痛いや不調でお悩みであれば、一度お気軽にご相談下さいね!
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