有痛性外脛骨の改善報告①

「内側をつけて歩けないんです」

え?半年前から?

 

「はい」

 

半年前に足首を捻挫

その後、足の内側が痛くなり

 

足の外側だけついてしか歩けないと言うAさん

 

足の内側の出っ張りを触っても痛い・・・

いわゆる「有痛性外脛骨」
よく話を聞くと、8年前(小学生の時)から痛く
インソールなどで痛みをしのいでいたとのこと
しかし
半年前の捻挫をきっかけに痛みが戻らなくなってしまい・・・
市販のインソールをいれた靴をはけば,痛みは8割くらい減るけど、なくならない
自宅で裸足になると、外側をつけてしか歩けないとのことでした。
痛みの出る動きは
1. 足の内側をつけてあるけない
2. つま先立ちが痛くて出来ない
足の内側だけをつけて立つことは可能
足の内側をつけたまま歩くことも可能
・・・足を内側につけること自体に問題はないようでした。
どうやら1番の問題は「歩く」ということ。
歩くとき,「ける」ために使われる筋膜にあるようでした。
早速,筋膜の状態をチェック
やはり・・・
「ける」ために使われる筋膜が,びっくりするくらい厚くなっていて,滑らなかったのを見つけました.
アキレス腱の外側が異常に厚く,硬く,滑らない・・・

早速,この1箇所の筋膜が動くようにして,歩いてみると・・・

「あ,もう大丈夫です.痛くないです」

 

歩くときの痛みは無くなりました.

痛むのは足の「内側」でしたが

原因は足首の「外側」の筋膜にありました.

つま先立ちは5割位減ったくらい
次に,足首の前の筋膜が動くようにすると
つま先立ちは8割減
あと2割・・・
足の内側の出っ張りを触ってもやはり痛い
なんとしても全部痛みをとってあげたい!!!
1~2割程度痛みが残ったり
出っ張りを触っていたい場合
経験上,絶対にチェックしたほうがいい場所が足の内側にあって
そこを入念にチェックすると・・・
やっぱりあった

最後,そこの筋膜をしっかりと動くようにしてあげると・・・

「あ,もうほとんど痛みないです!」

 

つま先立ちの痛みも無くなりました!

触ると痛かった,出っ張った骨.

ほとんど触っても痛くなくなりましたが,違う場所にほんの少し残りました。

全体的にとてもよい状態となりました!

経験上,あの筋膜の硬さでは,少し症状は戻ると思われます。
九州から来られた方だったので,自分で出来るマッサージ方法をお伝えして終了となりました。
今回のケースもまた,有痛性外脛骨の痛みの原因は「筋膜」であることが考えられました。
有痛性外脛骨というと、出っ張っていて、離れている「骨」が痛みの原因と考えられています。
しかし,「筋膜」を施術して有痛性外脛骨の痛みが改善している方をこれだけ目の当りにすると、その考えはどうなんだろうか?と考えざるを得ません。
科学的根拠はありませんが、有痛性外脛骨の痛みの原因は「筋膜」であり,もはや「筋膜」を動くようにしてあげるのは必須だと思わざるを得ません。

有痛性外脛骨で足が痛く,インソールやタオルつかみのようなリハビリでも痛みが改善されない方へ

「筋膜」の動きを改善することで、痛みが改善出来るかもしれません。
積極的な改善方法をお探しであればお役にたてるかもしれません。
今すぐご相談下さい!!!

ぱく痛みとからだの研究所